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本作は、1937年から39年にかけてデンマーク亡命中のブレヒトが執筆した未完の長編小説『ユリウス・カエサル氏の商売』に基づくテレビ放映向けの16ミリ映画である。原作は本来、カエサル(前100-44年)を扱った戯曲として構想された。ブレヒトの意図は、史実をふまえながら、経済史的な観点を導入し、革新的な階級史観を提示することにあった。題名の「歴史の授業」は、ドイツでの「社会科」にあたる教科である。
映画では、原作から、第一部「名門出の一青年の栄達」の銀行家ムムリウス・スピケル(ゴットフリート・ボルト)の談話とスピケル邸を訪れた法律家アフラニウス・カルボ(アンリ・リュトヴィク)の談話、さらに第三部「以って範とするに足る属州の行政」のスピケル邸を訪れた詩人ウァスティウス・アドレル(カール・ヴァイヤン)とスピケルの談話、かつてガリア戦争に参加した農民(ヨーハン・ウンターぺルティンガー)の談話が抜粋されている。
劇作家ベルトルト・ブレヒト、未完の長編小説『ユリウス・カエサル氏の商売』を基にした映画。共和制ローマが資本主義の台頭とともに不公正を生み出していく過程が、カエサルと同時代の人たちによって証言されていく。(CDジャーナル データベースより)
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